肩こりや腰痛に悩んでる人はけっこう聞きますが、背中が張って痛いという人たちが実はかなり多い!

肩や腰の筋肉は背中と繋がっているため、同時に痛むことが多いのです。スマートフォンの普及によって背中の張りやこりに悩まされる人も増えており、今や現代病のひとつといっても過言ではないでしょう。

・背中の張りの症状

背中の張りの主な症状は、背中の痛みとコリ・首の痛み・冷えなどがあります。重症になると背骨周辺の筋肉が引っ張られるようになり、鈍い痛みが慢性的に続きます。症状を放置しても酷く悪化することはありませんが、治療が効きづらくなるので注意してください。

・背中の張りの原因

背中の張りは、同じ姿勢を長時間取り続けたり、重いものを持ち上げたことによる筋肉疲労と考えられています。また冷えなどによる血行不良や、内臓の異常、精神的ストレスによって背中に違和感を覚えることもあります。

・背中の張りの治療法

背中の張りに期待できるツボは「肺兪(はいゆ)」「心兪(しんゆ)」「腎兪(じんゆ)」などがあります。

【肺兪】-肩甲骨中央の高さ(第3胸椎あたり)にある背骨をはさんだ両側、親指の幅一本半のところにあるツボ
【心兪】-肩甲骨下部の高さ(第5胸椎あたり)にある背骨をはさんだ両側、親指の幅一本半のところにあるツボ
【腎兪】-肋骨の一番下の高さにある背骨をはさんだ両側、左右親指の幅1本半のところにあるツボ

背中のツボは最もセルフケアが難しい場所です。床にゴルフボールを置いてから仰向けになったり、柱の角に押し付けたり、専用のマッサージ器具を用いて刺激する方法があります。

・背中の張りに期待できる鍼灸治療の効果

慢性的な背中の張りは、ほとんどが血行不良によるものです。まずは血管の拡張および筋肉をほぐすために、ホットタオルなどで患部を温めましょう。

「肺兪」はその名の通り呼吸器疾患に伴う背中の痛みに効果的です。左右のツボを同時に刺激します。このときやや強めに指圧するのがポイントです。また「心兪」は循環器系疾患に伴う背中の痛み、「腎兪」は背中や腰の痛み、そして東洋医学における腎の働きにも効果があるとされています。

鍼や灸による治療も有効ですが、問題の根本的な解決をすることも重要です。なるべく背中に負担を与えないよう正しい姿勢を維持しましょう。