美味しい物は食べたいけど、胃痛や胃もたれで食べることができない・・・こんな症状はありませんか?

食欲不振は、「胃腸が弱っている・慢性的な病気・悩みやストレスが溜まっている」などが引き起こします。飲み会で食べ過ぎて、体が胃腸に負担をかけないよう、食欲を抑制しているとも考えられます。一時的なものであれば無理に食欲を高めようとせず、体を休めて体調を整えることを心がけるべきですが、長期にわたって食欲不振が続くようであれば食欲不振を改善しなければなりません。

 

・食欲不振の症状

食欲不振に該当するのは、胃痛や腹部膨満感、胃もたれなどの特定の理由もないのに食事の時間になってもおなかがすかない。なんとなく食欲がない。ちょっと食べるとすぐおなかいっぱいになってしまう。食べ物がおいしそうだと感じられない。食べる気がしないなどの状態です。

 

・食欲不振の原因

食欲は脳の食欲中枢がコントロールしています。食欲中枢は内臓の不調など自分でも意識していない体調の変化の影響を受けるため、腹痛などの自覚症状がなくても胃腸の消化機能が弱っていたりすると食欲がなくなることがあります。また食欲中枢は精神的なバランスが乱れたときにも影響を受けるため、ストレスや悩み事によって食欲不振に陥る場合もあります。

 

・食欲不振の治療法

一時的な食欲不振は体の自然治癒力によるものと考えられるので、それを助長するため腹八分を守って胃腸に負担をかけず、十分水分をとって休養します。また、精神的な原因に思い当たるふしがある場合は、まずその原因を解決することが先決かもしれません。

 

特に思い当たるふしもないのに食欲不振の状態が続くようであれば、胃の緊張を高めぜん動運動を正常にし、胃液の分泌をうながすといった「胃腸の正常化」を心がけましょう。

 

・食欲不振に期待できる鍼灸治療の効果

太白や足三里のツボを鍼灸で刺激して消化力を高めたり、肝兪(かんゆ)・脾兪(ひゆ)・胃兪(いゆ)への刺激によって胃から腸への食物の送り込みをスムーズにしたりといったことで食欲不振の状態が改善できるかもしれません。肝兪・脾兪・胃兪はいずれも背骨のすぐ横にあるツボでそれぞれ高さが違いますから、自分で体調を整えたい場合は「胃の裏あたりの背骨の両側」を全体的にマッサージする、ということでも一定の効果が得られるかもしれません。

 

【太白】-足の親指の側面にある、骨のでっぱりの下のくぼみ

 

【足三里】-しつ蓋骨の下、外側のくぼみから親指の幅3本分下がった部位にあるツボ

 

【肝兪】-肩甲骨の下の高さにある、背骨の両側のツボ

 

【脾兪】-肋骨の下の高さにある、背骨の両側のツボ

 

【胃兪】-こぶしを背中に回したときにあたる、背骨の両側のツボ

 

食欲不振に陥るとなかなか楽しい生活を送ることができないので、なるべく早く食欲不振を改善しましょう!